かけがいのないもの [日々の暮らし]
i-Storeでちょっと前に流行したZARDの「かけがいのないもの」という曲を買った。
メロディーも歌詞もすごい良い。その歌は、かけがいのない人に対して歌った歌。
私にとって「かけがいのないもの」って何だろう?
ぼーっと考えて思いついたもの。それはやっぱりソフィアという名の妹。
あの子との思い出はどうしてもセピア色にならず、ずっとずっと心に残ったまま。
今日も雪が振る窓の外の景色を見ながら、思い出していた。
まだあの子が1歳になったばかりの頃、雪国で二人で暮らしていた私たち。
私が家に帰ると、尻尾が切れるんじゃないか?というくらい喜んで飛びついてきた。
二人で雪が降る中、夜の散歩に行き、小さな公園で追いかけっこして遊んだよね。
二人とも息がきれてクタクタになるまで遊んで、帰り道、ローソンでお買い物したよね。
私が世紀の大失恋をした時、夜中に愛車でドライブしたよね。
もう死んでしまいたい、って思ったとき、そんなことしないでって目で訴えたよね。
京都の鈴虫寺に行ったら願いが叶うっていう噂を聞いて、雪道を京都までドライブしたよね。
閉館時間ぎりぎりだったから、私があせっていたら、いっしょにソワソワして吠えていたね。
助手席で丸まって寝ていたよね。実家の廊下でみんなの帰りを待っていたよね。
いつでもどんなときでも、私を愛してくれた彼女との思い出がかけがいのないものなんだろうな。
どうして、死っていうのがあって、触れたり、じゃれたり、一緒に時間をすごすことができなくなるんだろう?
9ヶ月たっても、どうしても彼女の死が受け止められない。
夏くらいまでは、よく今の部屋でソッチの気配を感じていた。
ベットの上にいるな、ってわかったんだけど、最近気配を感じることができない。
我が家はソッチの大嫌いだった踏み切りの音が聞こえるから、実家に帰っているの?
雪の日に、かなりセンチになったソッチの姉であった・・・。
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