Heublein Towerに登ろう [コネチカット観光(CT)]
我が家から見える、山の頂上に常に見えてたタワー。
引っ越してきた頃から、夏になったらあのタワーに上ろう、と言っていた。
先日、下見がてら行ってみたら、なんとトレイルになっており、
どうやらストローラーでベビ子を運搬するのは無理そうであった。
まあ遠くから見てればいいか、と自分的には、納得していたが
朝、起きたらD氏が、今日はハイキングへ行くぞと言い出した。
慌てて朝ごはんを済ませ、支度して出発。
我が家から車で10分弱、タワーへのトレイル入り口に着いた我ら。
この日のために、日本から登山靴を持って帰ってきたD氏。
いったい、なんでそんなものを持ってきたのか不明であるが、
どうやら、このハイキングの目的は、登山靴を試す、というものであったらしい。
ベビ子をオブ紐で背負って、準備万端。
最初は、広いトレイルを登り、木漏れ日を浴び森林浴気分。
だんだんきつくなってきて、やっぱり山登りはキツイ~と不満をもらしつつ。
噂によると、30分くらいで頂上まで着くらしい。
余裕、余裕と思っていた。
道行く人々もかなり軽装で、登山靴などを履いていたのはD氏だけ。
急坂を登ると、目の前が急に開けて、どうやら頂上が近いようであった。
おお、美しい!
タワーまでは目と鼻の先である、と確信した我らであった。
ところが・・・。
ここまでは1本道だったのに、ここで2又に別れていた。
この写真に写る家族連れが、細いトレイルを選んでいったので、
我らもそれに着いていったのである。
ここが非常に危険なトレイル。
右側が崖になっていて、一歩踏み外すと、下まで落ちそうな怖いところであった。
気をつけろ!といいながら、道なき道をひた進む。
そして、急坂、一枚岩が張り出しており、両手を地面につきながら、
なんとか登りきった。
その上がさらに2又に分かれていた。
タワーこっち、などという案内板は一つも無い。
よし、こっちだ!と野生の勘で進んでみた。
すると・・・。
木に緑色の印が。
これはきっとタワーへのトレイル印に違いない、と
草木を掻き分け、細い道を進んだ我ら。
しかし、行けども行けども、道は細くなるばかり。
上を見上げても、木が鬱蒼と茂っており、タワーも見えない。
やばい・・・完璧、道に迷った。
この緑の印、実は木に寄生してたコケだったんじゃないの?という話になり。
引き返すことに。
かなりの距離を引き返し、途中で見つけた親子に
「すみません、タワーはどっちでしょう?」と聞いたところ、
「こっちよ」と教えてもらった。
「実は道に迷ってしまって・・・」というと、
「私たちも1時間迷ったことがあるわ」と言っていた。
うーむ、なんとも危険である。
その親子と出合った地点から、ほんの数分で、
やっとタワー入り口の看板を見つけ。
無事到着。
これが、Heublein Tower。
ここまでの所要時間、不明。
時計を携帯していなかった我ら。腹時計はお昼を指していたようだった。
タワーは無料で登れたが、階段がきつかった。
5Fくらい登ると、
ううむ、絶景の田舎風景。
東西南北をすべて見渡せる。
どっち方面を見ても森ばかり。遠くにHartfordの高いビル群が見えた。
タワーの上は、展望台になってるんだけど、風が強いため窓が閉め切ってあり
なんとも空気が悪く。
長居ができなかったので、下山開始。
タワーの中のインフォメーションで見たところ、どうやらこの印はトレイル印だったらしい。
D氏、道に迷っている間に登山靴で靴ずれを起こしたらしく、
足が限界だ~と言っていたので。
「ようし、私と靴を交換しよう」と言って、靴交換。
こんな時、デカ足の嫁がいると重宝するのである。
しかし登山靴、相当つま先が固いので、
親指が出っ張ってる私には拷問のようなキツさであり、
下りとなると、余計、前に重心がかかるので、足が痛かった。
登りの厳しいトレイルは一体なんだったのか?と思うほど、楽チンで広いトレイル。
かなり子供連れが多かった。
明らかに間違った道を進んでいたらしい。
あっという間に下山。おそらく15分くらいであっただろうか。
車に戻って、時計を見たら、なんとトレイルに出発してから2時間以上経過しており。
どうやら、1時間以上、道に迷っていたらしい。
さらにブヨに3箇所も刺され、踏んだり蹴ったり。
登山靴が、ゴミ箱行きになったのは言うまでもない。
なんでも聞いてみたら、高校時代に買った登山靴らしく。
ベビ子を2時間以上も背負い続けた肩はカチカチに。
マッサージに借り出された私の指も、痛い痛い。
やっぱりハイキングって楽しくないっ。
でも紅葉の季節は美しいだろうな。
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