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タクる? [東京生活]

日本は道が狭い。
それがアメリカとの一番の違い。

その狭い道をタクシーが猛スピードで通過する。
運転のプロとして、歩行者に怖い想いをさせない運転を心がけて欲しいものだ。

普段はもったいないから絶対にタクシーなど乗らないが、
地方に出張に行くとタクシーが必須である。
数年前、出張で北海道に行ったときのこと、
宿泊してたホテルの前にタクシーが止まっていたので、乗り込んだ。

前に1人、後ろに3人、私はドライバーの真後ろの席を陣取った。
乗った瞬間、
「お客さん、どっかのドアが半ドアですんで、閉めなおしてください」とお願いされた。
私も開けてもいないけど、後部座席の右側のドアを開け閉めして、
助手席、後部座席左側のドアも同僚が開け閉めした。

しかし、ドアランプが消えない。

「あ、すみません、運転席のドアでした」という一言を聞いて
この運転手は大丈夫だろうか、と疑った。

急いでください!と我らがお願いしたわけではなかった。
しかしトボケた運転手は、何故かとても急いでいた。

ある交差点、完全に赤信号、しかも対向車線の右折車が待っている状態で
交差点を信号無視で突っ込んだ我らのタクシー。

あ、危ない!!と思った瞬間、右側の後部座席のすぐ横に
対向車の右折待ちしていた車が・・・。
きゃー」と叫んだ瞬間、
運転手がとっさの判断でハンドルを左にきった。

勢いで我らの車は交差点左側の歩道に乗り上げ、
歩道の段差を乗り上げ電柱に激突、
乗客の我らはすごい勢いで前に打ちつけられ、
電柱の先で信号待ちしていたおばあさんが倒れこんで腰を抜かした。

一瞬何が起こったのかわからなかった。

とりあえず生きてた、という安堵感と、
他の誰かに怪我な無いかという心配と、おばあさんは大丈夫かという不安と
入り混じった気持ちだった。

運転手が車から降り、一番に確認したのが自分の車に傷が無いかどうか、
そして次におばあさんが無事かどうか、
最後に乗客に怪我が無いかということだった。

自分の車の前に、客の安全を確認しろ!と突っ込みたくなったが。

幸い誰にも怪我は無く、車にもたいした傷も残らなかったらしい。

「それじゃ行きます」と普通にバックして車道に戻る運転手。

助手席に乗っていた同僚が
「安全運転でお願いします」と、お願いした。

程なくして、目的地に到着。

「はい、5200円です」とちゃっかり金を請求されてびっくりした。

「もし体に不調があったら、連絡ください」とも、
「申し訳ありません」でも無く、普通に請求されたことに唖然としてしまったが、
時間も無かったので、そのままタクシーを降りた。

ちくしょー訴えてやれば良かった。


いやーしかし、タクシーも怖いですね・・・。

皆様、おかしなドライバーにはお気をつけください。





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seiji

日本の運転手のほうが確かに運転はうまいとは思うけど・・・
たしかに、マナーというかサービスはタマにイエローキャブクラスのドライバー日本でも見かけますよねぇ~
アメリカでクレーム言うのに慣れてきたせいか、そういうことが日本であったら、タクシー降りた瞬間にタクシー会社に電話しそうな自分が怖い・・・

by seiji (2009-06-13 16:51) 

のんち

>seijiさん
運転は確かに日本人の方が上手いかもしれませんね。
そういえば知ってますか?
学校で習ったんですけど、日本人は運転が下手というのが
アメリカ人の日本人に対するステレオタイプらしいです。
先生からその言葉を聞いたとき、あまりに腹が立ったので
授業中、猛反論しました。
でも、かなり運転がやばかった日本人もいたので、
冷静に考えたらそうかしら?などと思ってしまいました(笑)

by のんち (2009-06-14 11:10) 

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