しょんぼり・・・ [東京生活]
ちょっと前まで元気だったヒマワリ。
雨が多いからか、今日通りかかったら・・・。
しょんぼり。
この前までは、こんなに元気だったのに。
また太陽が照ってきたら、元気になるのだろうか。
昔、とってもお世話になっていた先輩がいた。
本社に異動になって、1年、やっと右と左がわかるようになってきたヒヨコの私に、
彼女の担当していた仕事を引き継ぐようにと指令が下った。
引継ぎも兼ねて、一緒に京都や、神戸、和歌山、さらに香港と中国へ出張。
空き時間には、二人で美味しいものを食べたり、香港でこっそり買い物したり、
仕事の話、人生の話、本当に色んなことを話して、たくさんのことを教わった。
いつも天真爛漫、永遠の乙女、好きなマンガは『花より男子』、
私が花男を読み、集め始めたのも、彼女の影響である。
さらに彼女はシェルティーを飼っていて、犬の話でもよく盛り上がったものだった。
私が渡米中、昔の同僚から、彼女が病気で入院した、というメールがきた。
突然胸が痛くなり調べてみたら肺ガンが見つかったと。
タバコも吸わない彼女がなぜ?と。
治って欲しい、彼女が治って元気になったら、絶対に会いに行こう!と決めていた。
8ヶ月の闘病の末、2年前の7月11日、彼女は天国へと逝ってしまった。
信じられなかった、朝メールを開けたら、元同僚でもあり親友からメールが来てた。
お別れにお通夜に行ってきたよと。
私は会えなかった、ありがとうございました、と言えなかった。
帰国して落ち着いたら、会いに行こうと思っていた。
今日やっと、念願かなって、挨拶しに行くことができた。
「結婚ってね、やっぱり赤い糸なんだよ。そういう人が見つかると
あれよあれよ、という間に決まっちゃっうんだよ」と。
彼女はたくさんの事を私に教えてくれたけど、私はこの言葉を一番覚えている。
運命的に知り合った赤い糸の旦那様を残して、39歳の若さで旅立ってしまった。
お墓に刻まれた彼女の名前を見て、ジワっと涙が浮かんだ。
きっと生きていたら、私が結婚して子供が出来たことを喜んでくれたに違いない。
と思ったので、D氏とベビ子も連れて行った。
渡米前に使っていた携帯を捨てようと思って、電源を入れてみた。
その携帯の最後の発信履歴、彼女の名前があった。
正直、彼女に電話した事を覚えていなかった。
最後に何を喋ったんだろう、どんな用で電話したんだろう。
その時が彼女と私の最後の会話になったなんて・・・。
人生って無情だ。
人生って、嫌な事や大変な事もたくさんあるけど、
こういう人がいるから、生きるっていいなーって思うんだよね~。
読んでて目頭が熱くなりました。
by コネチのまきです (2009-07-02 01:32)
人の命の儚さを思うとき、人生の不条理を感じます
だからこそ、一つ一つの出会いが大切なのだなとも思うけれど・・・
早世した方の分まで一生懸命生きなければいけないですね
いろいろ頑張りましょうね、お互い
by はとこ (2009-07-02 20:07)
>コネチのまきちゃん
そうだね。本当に素敵な人だったので、今でも信じられない。
実は私も記事を書いていて、ホロホロ泣きました。
>はとこさん
一生懸命生きる、ってなかなか難しい。
わかっているようで、私は絶対出来ていない。
命って儚いですね。
頑張りましょう、お互い。ありがとう。
by のんち (2009-07-02 22:45)