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右岸 左岸 [Book]

私の好きな小説の1つに、「冷静と情熱のあいだ」という作品がある。
同じストーリーを辻仁成と江國香織が書いている映画化もされた有名なもの。

その第二弾というか、同じ趣向で書かれた作品が文庫化されるというのを
広告で見かけたので、先日本屋さんにて購入した。

3.JPG

どっちを先に読むべきか、ふと考えたが、
なんとなく江國香織のものを先に読み始めた。

茉莉という主人公が子供のころから初老になるまでの人生の物語なのだが
これがまた、不思議な魅力がいっぱいある話だったのでどっぷり世界にはまってしまった。
舞台は福岡 東京 パリ と流れていくのだが、
それぞれの町の雰囲気と空気の重さ、懐かしさ、それが彼女の人生とリンクしていく感じが
すごくストーリーに濃さとコクを加えてる。
久々にストライクな小説で、さらーっと読み流してた最近の数十冊よりも
どっしりと心に残り、でも後味の良い小説だった。

上下と2冊読み終わって、すぐに右岸を読み始めた。
人生の右岸は、九という少年が初老になるまでの人生の話であり、
左岸を読んだからこそ味わえる、右側の岸はこうだったんだ!という楽しみ。
やはり最後は、「冷静と情熱のあいだ」と同じく、
右岸を後に読んだ私は大正解!という感想。

小説家ってほんとすごいな。
日々の長い通勤時間があっという間に終わってしまう感覚。
続きが気になるから早く先を読みたいけど、読み終わるのがもったいない。
そんな気持ちを久しぶりに味わった小説でした。


nice!(1)  コメント(8) 

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コメント 8

スウ

私もさ、冷静と情熱のあいだ大好きで、愛蔵版を何度も読み返してる。で、こっちは迷った挙げ句、右から始めようかとゲットしたんだが、間違いっぽい?(笑)
by スウ (2012-04-09 17:00) 

のんち

>スウ
お、同じ趣味の人発見。
冷静と情熱のあいだもさ、私はアオイ側から先に読んだのよね。
ジュンセイ側から読むとまた違う感じ方なのかなーって思うけど、
今でもアオイ側から読んでよかったと思ってる。
それと同じ感じかな~っていったら、きっとスウにはわかっちゃうと思うけど。

by のんち (2012-04-09 21:20) 

スウ

そっか。ナイスタイミングで聞いといて良かった。ありがと。
じゃ、急いで左をゲットじゃ(笑)
by スウ (2012-04-10 12:00) 

のんち

>スウ
ぜひぜひ。感想を聞かせてくれ。
by のんち (2012-04-14 14:09) 

hisa

読みたい本リストに掲載する参考にさせて頂いています。
Bookカテゴリーに、のんちさんの読んだ本を掲載して欲しいな!
by hisa (2012-04-15 03:06) 

miumiu

のんちさん、こんにちは。
ブックオフで単行本「右岸」「左岸」を同時にゲットし、
かみさんが「左岸」から読み始めたため、「右岸」から読み始めました。
他の方のブログでも「左岸」から読み始めることをお勧めされていますが
私的には、久々に先が気になる小説で一気に読了しました。
今は「左岸」に突入しましたが、状況が判るだけに、こちらもとても面白く
朝晩の通勤電車内で分厚い本を片手に没頭しています。
(そう言えば「冷静と情熱のあいだ」も辻さんから読んだっけ...)
by miumiu (2012-04-19 15:31) 

のんち

>hisa
了解。お勧めできる本をじわじわアップしまーす。
by のんち (2012-04-19 22:13) 

のんち

>miumiuさん
右岸派ですねー。私、左岸を読みながら、九ちゃんは何で放浪してるのか、惣ちゃんは何で死んでしまったか、謎で謎でそればっかり気になっていました。
右岸から読むと時系列と謎がもっとクリアに分かるのかなーとおもいます。ブックオフに売ろうかと思ったけど、もう1回右岸から読み返したいと思います。
本の感想をブログでお話できて嬉しいです。
by のんち (2012-04-19 22:21) 

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