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飛行機に落雷 [仕事]

しかし今日のフライトはホント最低だった・・・。

青森駅で空港行きのバスを待っているときからすごかった。風~。
地上でこんなすごいなら、飛行機は揺れるだろうとおもったけど、
尋常じゃなかった。

『羽田空港上空で、積乱雲が発達中のため、到着時間不明です。』

のアナウンスを聞いた時、すでに大風の中離陸して25分過ぎ、未だにシートベルトサインも消えず、飛行機は船のように揺れていた。

おー、東京上空、さぞかしすごいことになっているだろう。とおびえつつ、
シートベルトサインが消えるのを待つ。
離陸後35分してシートベルトサインが消える。
飲み物サービスは、危険なので、コールドドリンクのみ。

離陸後45分。再びシートベルトサイン点灯。さあ、ここからか。と思ったところ、

「ピカっ ドーン」

そしてすごい衝撃と揺れ。そう、落雷

窓側の席だった私は、稲妻が飛行機に落ちたのが鮮明に見えてしまった。
めっちゃ怖い・・・・。

スチュワーデスは、しきりに落雷でも安全装置があるから、大丈夫だとアナウンスするけど、
落雷のせいか、積乱雲のせいか、揺れはますますひどくなる。
空もどんどん灰色が濃くなってくるし、不安はどんどん増してくる。

機内でも、船酔いのように具合が悪くなる人も出ていたみたい。
一体いつ着陸できるのか?

『ただいま機長よりの連絡で、6番目の着陸となり、これより降下いたします』
のアナウンスが入ったのが、着陸予定を20分過ぎたころ。
6番目がいいことなのか、悪いことなのか、判断できないけど、着陸の目途がたったなら
良かった。と一安心していたが・・・。

3分後、一番怖かった出来事が

飛行機がものすごい早さで、ドカっと突然30度くらい左に傾いたのだった。(旋回じゃないよ)

あまりの突然の動きに乗客も騒然。
出張帰りのおっさんばかりが乗り合わせた満席の飛行機に、
おっさんの、「うぉー」という声が響く。

私もあまりに突然の出来事に、思わず、いすの肘掛に必死でつかまった。

ほんとびっくりした。あまりにびっくりしすぎて、私は声も出なかった。
あんな状況でもニコニコしてイスに座っているスチュワーデスさんたち、
何を生きがいにして働いてるんだろう。マジすごい。

約30分遅れでなんとか羽田に到着。
あまりの恐怖と、酔いでフラフラになりながら、飛行機を降りる。

と、ふと荷物を確認、と思ったら、あまりの動揺に、手荷物を持ってくるのを
忘れてしまっていた。
とりあえず恐怖の飛行空間から逃れることしか考えられなかったんだな~。
いそいで、機内に戻り、荷物を取り、やっと地上にたどりついたのであった。

とりあえず、自然の脅威に、人間の作り出した文明の利器は、かなわないらしい。
ということがわかった。

あーでも死ななくてよかった。


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