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嫁ブログ　[コネティカット生活] [編集]

「クマーズがいると、うるさくて勉強に集中できない！！」
Ｄ氏の口癖。

クマーズとは、親熊（私）と小熊（ベビ子）の暇コンビ。

いつも家でゴロゴロ、ダラダラと過ごし、
事あらばＤ氏に話しかけたり、
抱っこ～と要求したり泣き叫ぶクマ親子である。

確かに、我ら、無職ですし・・・。

今日はとうとう、このセメスターのファイナルの日。
経済学の授業に、彼はいつも以上に相当苦戦していた。

うむ、確かに難しそうなグラフをいつも作成して、
パソコンを眺めてる姿は見たことがある。

ファイナルまでの3日間、経済学に集中するぞ！と
意気込んでいた先週。
だから、どこも出かけず、家にこもってひたすら勉強するんだ。と。

でも、あんまり教科書を開いてる様子をみかけない。
強いて言えば、トイレに行くときに、持って入るくらい。

だって出かけたら、トイレに入りながら教科書読めないだろって。

ん？なんか違くない？？

ならば、ならばと、ずっとタイミングが合わず、
会えなかったお友達と会えることになったので、
お友達の家に遊びに行ってきたクマーズ。

クマーズ、午後イチに出発して、5時前に帰宅。
我らも楽しい時間を過ごしたけど、
きっとＤ氏も集中して
ばっちり最後の追い込みが完了したのではないか。

と、思ったわけだ。

ただいま～と玄関のドアを開けると、
いつもどおりパソコンに向かっていたＤ氏。

髪がずいぶん寝癖っぽくみえるけど、ま・まさか・・・と思いつつ。

「勉強は進んだ？」と聞くと、

「お昼寝してた」だと。

どうやら自己申告では２～3時間昼寝をしていたらしい。

ぐっすり眠ったので、テストに臨むパワーは最大なんだとか。
ドラクエ的には、
宿屋に泊まった後、ＨＰ、ＭＰが最大な状態になるだろうと。

大物だよな～。

しかし、私は驚くべき光景を目にしたことがある。
実は睡眠学習という恐るべき技を持っているのである。

まだＭＢＡが決まる前、ＧＭＡＴというＭＢＡ入学のための
相当難しい試験勉強をしていた頃のこと。

ＧＭＡＴの試験科目は英語と数学の2教科なんだけど、
英語はネイティブ相手によい点数が取れるはずがないということで
数学満点を目指して勉強していたＤ氏。

その頃、やはり昼寝をしながら、
「次は統計の問題だ～」などと寝言を言いながら
問題を解いていたのを見たことがある。

きもちわるっ。

本当に睡眠学習ができているのかは定かではない。

そして、教科書はすでに日本行きスーツケースにしまわれ、
Ｄ氏は身一つ、カバンも持たず鉛筆と消しゴム、
紙切れを1枚だけ持って、ファイナルの試験会場へ出かけていった。

「ヤマ張ってるんだ」という捨て台詞を残して。

なむ～。