隣の土地は借金してでも買え [古民家を楽しむ]
我が家のお隣は、東京在住のお爺さんが別荘として持っているお家です。
築年数は50年。もともとはこの辺りの村長さんのお家で、1000坪の土地に畑がいくつもあり、古いお堂があったり、長屋門があったりの素敵な古民家です。
我が家が家を買った時からとても仲良くしてくださっていて、畑で採れたお野菜をいつも大量に下さったり、色々教えてくれたり、仲良くしていただいていました。
引きで見てもめちゃくちゃ広い。
注、この水田はお爺さんの土地ではありません。
お爺さんのご家族からのアドバイスで、1人で車で東京から来ているお爺さんを心配して、そろそろ手放せと言われたそうで、2年前から売りに出していました。
その後いろんな方が内見に来られ、全部整地して老人ホームを建てるなど計画があったそうですが、お爺さんは前のオーナーさんとの約束で古民家を大事にしてくれる人に売りたいと願っていました。
こんな素敵なお家が潰されて老人ホームになってしまうのはもったいないし、我が家との境は塀もなくお爺さんの家の自然をお裾分けしていただいていた事もあり、なんとかこの土地を購入できないかと、いろんな銀行に融資の相談を始めたのが半年以上前。
我が家との境はこんな感じ。
セカンドハウスとして融資をしてくれる銀行があり、昨日審査が通りました。
東京の家のローンに加え、いすみでもローン持ち、不安はありますが、お爺さんの古民家をどうしても欲しかったD氏の壮大な夢に私も投資する事にしました。
2人ともサラリーマンを続けていれば60歳までには返済できそうですし、人生は1度きりなのでやりたい事をやってみるのはいい事だと思っています。
お家は傷んでいるところもあるので、直したり要らないものを捨てたりと整理する必要ありますが、
そのあたりはD氏が時間をかけて、そして楽しんでなんとかやるでしょう。
お爺さんは家を手放すのは寂しそうではありましたが、気が向いたらいつでも遊びに来てもらいたいと思っています。
こうして我が家のいすみライフの第2章が始まります。
文政5年築のお堂 [古民家を楽しむ]
お隣の古民家を購入することになった我が家ですが、この購入に至るまでに、いくつかの銀行さんと資金について相談をしてみました。
そもそも、東京に自宅がありマイホームのローンを組んでいるので、マイホームローンは適応外。
不動産投資ローンにするには田舎すぎで土地の資産価値が無く、セカンドハウスローンにたどり着くまでに数ヶ月かかってしまいました。
人生でローンを組むってあまり無いことなので、何をどうしたらいいのか、わからないものですね。
さて、その数ヶ月の間に、お隣のお爺さんには、我が家が購入する意思がある旨を伝えており、
お爺さんも喜んでくれまして、いつでも家の中も含めて庭も自由に出入りしていいよと言ってくれていました。
D氏はいすみに来るたび、お爺さんの家の庭にひっそりと建てられているお堂にお参りをしていたそうです。
そのお堂がこちら。
竹薮の中にひっそり。
うちが土地を引き継いだら、綺麗にお手入れさせていただきます。
立派な彫刻が彫ってあります。
そして、
文政5年、3月と年号が残っていました。
1822年 江戸時代後期の幕末の頃です!
この頃はペリーなど外国船がたびたび日本を訪れるようになっていた頃なのではないかと思います。
生後1週間くらいの仔猫ちゃん [古民家を楽しむ]
このゴールデンウィーク、裏のお爺さんがお家を売る前に家の草刈りをしてくれていました。
お爺さんの家の納屋の中で、なんと仔猫ちゃんが3匹産み落とされていたと知らせに来てくれました。
ママ猫さんは居なくて、暗い納屋の箱の底の底から、ミーミー
懸命に生きようとする猫ちゃん。
なんとかして助けなくては。
と、思って思わず保護してしまいました。
手のひらサイズの小さい子たち。
まだ歩けません。たぶん生後1週間くらいで、まだ目もよく見えていません。
とにかく、なんか食べさせないと、と思ってすぐに猫ちゃん用ミルクと哺乳瓶とダンボールを取りにドラックストアへ。
ごくごく。
facebookでお友達に保護したい人を集ったところ、3分で1匹引き取り手が決定。
神のようなタイミングで保護猫を保護しようと決めていたと。
昨晩のうちに、遠路はるばるいすみまで引き取りに来てくれました。
あと2匹。どなたか家族として迎いいれてくださる方、いらっしゃいませんでしょうか?
よく飲んで元気な子たちです。
仔猫すぎて性別はわかりません。
コメント欄にご連絡くださいませ。
猫ちゃんたちに素敵な家族が見つかりますように。
コゲのお届け完了 [古民家を楽しむ]
とうとう昨日、コゲが新しいママに会えました!
夜、ささっと仕事を終え、世田谷にお住まいの新しいママさんの所へ車でお届けに行きました。
最後に黒チビと戯れ、ミルクをたっぷり飲ませて、
トイレも済ませて出発!
部活帰りのお姉ちゃんから見送られ、45分のドライブでした。
途中、車が怖くてトイレシートの下に隠れてしまっていましたが、車が停まるとミーミーと私を呼んでいました。
新しいママさんは、ベビーネコちゃんの子育てに慣れていらっしゃる方で、先住のネコちゃんとの対面も全く問題なかったそうで、新しいママからミルクをもらう動画やかわいい写真をたくさんいただきました。
コゲを一目見て、小さーい!可愛い!と言っていただけ、すぐにママさんが持ってきてくれたカゴの中に入ったコゲでした。
幸せになってくれると思います。
無事お引き渡しできた嬉しさと同時に刻一刻と迫るコゲとの別れに、ホントに泣きそうになってしまい、
トイレは自分でできるようになった事など、大事な事をお伝えし忘れてしまい、後でご連絡しました。
こんな素敵な手書きのお手紙と、
ギフトまでいただいてしまい、恐縮です。。
チビチビの3匹を思わず保護してしまいましたが、ネコ達も新しい家族に出会え、迎える家族も幸せになる、なんて良い出来事だったのかと、保護してあげて良かったなって心から思います。
犬派だったお姉ちゃんは、将来ネコと暮らしたいと決意を新たにしたそうです。
昨晩お風呂に入ると、コゲにつけられた引っ掻き傷が少しシミました。
なんとなくセンチメンタルな夜でした。
残すは黒チビ。黒チビも明日新しい家族へ引き渡しです。
一人っ子黒チビ [古民家を楽しむ]
黒チビと過ごせるのは、今日までとなりました。
ますます元気な黒チビです。
哺乳瓶をガッチリ持ってゴクゴクミルクを飲む黒チビ。
保護した日は頭だけ大きく体はガリガリ、足取りもおぼつかない黒チビでしたが、毎日どんどん
たくましくなり、ゴクゴクミルクを飲んで、
成長しています。
スタスタ歩けるようになったねー。
目もしっかり見えているみたいです。
昨日は雷がすごかった東京。
17時半から会社で会議があり、どうしてもリモートではダメな会議だったので、犬たちにオヤツをあげ、黒チビにミルクをあげ、犬たちは2階、猫ちゃんは1階にそれぞれ隔離し、1階の猫ちゃんルームの扉を閉めて16時にでかけました。
夕方帰宅する予定のお姉ちゃんに世話を託したのですが。
家を出た瞬間にどこか近くに雷が落ちたようで、
すごい音がしていました。
お姉ちゃんが40分後に帰宅をしたら、
雷大嫌いのチップが1階に下りてきて、お姉ちゃんを玄関でお迎えしたそうです。
犬たちは2階からは下りないように躾けていたのですが、音に耐えきれず下りていたようです。
ネコちゃんを本能的に追うチップなので、危険でした。。
ビアちゃんはチップのルール違反の行動にパニックになり、2階でピーピー鳴いていたようです。
黒チビがチップに襲われるという最悪の事態が起きずホントに良かったです。
黒チビのお届け完了 [古民家を楽しむ]
とうとうこの日がやってきてしまいました。
最後の黒チビのお届け。
夜に武蔵小杉へ新しいパパさんのところにお届けしました。
新しいパパさんは、お仕事の間ミルクボランティアさんを手配するのに時間がかかってしまったそうです。
ネコちゃんをお迎えする準備に、2階建のキャットケージを買ったそうですが、黒チビのあまりの小ささに、こんな小さいの??と驚きを隠せないご様子でした。
数年前にワンコとお別れをされ、寂しくて心の整理に時間がかかってしまったとの事。
ネコちゃんを迎え入れるのは初めてだそうで、不安なので色々教えてくださいとおっしゃっていました。
とはいえ、我が家も全くの素人なので、教えてあげられれほどの知識はありません。。が、できる限りサポートいたします。
早速翌日に獣医さんのところへ連れて行くとおっしゃっていました。
無事3匹を新しい家族に引き渡すことができて、一安心です。
ちょうど丸1週間が経ち、怒涛の忙しさでした。
昨日は偶然、最初に声をかけた東京の家のお隣さんに会えて、里親さんが見つかった事をお伝えしました。
ネコちゃんの引き取りも検討いただいていたようで、少し残念そうで、でも良かったですねー、と
里親さんが見つかった事を喜んでくださいました。
そういえば、まさにネコちゃんが見つかった日の朝に犬たちの散歩をしながら、動物を保護して新しい親を見つけてあげる事を将来やってみたい、とD氏が夢を語っていたのでした。
実はその会話の中ではやや否定的だった私。
うちの犬達に愛情を注げなくなるし、命を預かるのは大きな仕事だから。。
里親さんが見つからなかったらどうする?などなど。
でも、、言霊??
また1つ、D氏はやりたい事を実現しました。
健康な仔猫ちゃん達を無事引き渡しできた事、どのご家族もとてもとても喜んでいた事、
そしてブログやFacebookのお友達皆さんから温かいご協力ご支援をいただけた事、とてもいい経験と思い出になりました。
皆様、ありがとうございました!
また来年産み落とされちゃったらどうしよう。。。たぶん放っておけないんだろうな。
黒チビ改め はかせ [古民家を楽しむ]
黒チビのパパさんから近況連絡がありました。
早速、獣医さんに連れて行ってもらい、健康チェック!
黒チビは男の子だったそうです。
パパさんとの生活にもすっかり慣れ、
ウンもチーも自分でできるようになり、
めちゃくちゃ元気に家の中を探検しているそうです。
パパさんが新しいお名前をつけてくださり、
はかせ
と、決まったそうです。
博士っぽいのかな。笑笑。
茶トラ きなこ
コゲ かしわ
というお名前をいただき、新しい家族と幸せに過ごしています。
昨日、裏のお爺さんとお婆さんにお会いしまして、無事猫ちゃんに新しい家族が決まった事を報告しました。とってもとっても喜んでいただけました。
お爺さん曰く、我々が保護した翌日、ママネコが仔猫を探してニャーニャー鳴いていたそうです。
ママさん帰ってきたんだね。。。
ママネコちゃんと引き離してしまった事は大きな心残りですが、いすみの野良猫ちゃんの暮らしは過酷なので、命を救うという意味ではよかったのかな、、と、自分を納得させております。
きなこ、かしわ、はかせ、幸せにね。
仔猫たちのパパ猫発見 [古民家を楽しむ]
リフォームDay2。
本日は押し入れの解体と古いキッチンの解体。
とうとう、流しが使えなくなり紙皿生活に突入。
朝から職人さん3名体制で黙々と作業いただきました。
犬たちも騒音にだいぶ慣れ、お散歩は窓からの出入りで初日はビアちゃんを出すのに一苦労しましたが、それにも慣れてきました。
今日も会議満載でしたが、朝散歩1回、昼に1回夕方2回、犬たちを外に連れ出す事ができました。
いいお天気で気持ちの良い気候でした。
裏のお爺さんの家のさらに裏に。
仔猫たちのパパ猫さん発見。
お爺さん曰く、茶トラの猫がパパさんとのこと。
たぶんこの子。
チップがいち早く発見しました。
犬たちを連れていたので、逃げないように遠くから撮影。
パパさん仔猫たちは元気だよ。
きなこママが獣医さんに連れて行ったら生後4-5週齢だったとのこと。
保護前の栄養失調で発育がやや遅いとのこと。
コゲはきなこやはかせより一回り大きかったから、
コゲが栄養を独り占めしてたのか?
ママ猫ちゃんから引き離した事を後悔していましたが、やっぱり命を救えたんですね。
うん。これでよかったんだ。と思えた出来事でした。
古民家のお野菜 [古民家を楽しむ]
お隣の古民家ですが5月末に無事引き渡しがあり、とうとう古民家のオーナーとなりました。
最後にお爺さんが植えていったお野菜たち。
収穫して食べてね、と言われたのですが、全くよくわかりません。。
誰か教えて欲しい。。
ブルーベリー。
ピーマン。
ナス。
ジャガイモはたくさんありますね。
ネギ。
畑仕事素人の私は短パン長靴軍手で朝から試しにお芋掘り。
わかんないけど掘ってみる。
一株からこんなに採れちゃった。
蚊に刺されまくってすぐ断念。10箇所以上刺されました。。。
持って帰ってきました。犬たちも興味津々。
そして、
夕飯に採れたてジャガの素揚げを作って食べました!なんてみずみずしくて美味しいんだろうー。
ちょうど東京の冷蔵庫からジャガイモが無くなっていたので、残りは東京に持ち帰り、昼ごはんにカレーを作りました。
こんなにお野菜ができてるなんて驚きです。
でも好きじゃないと続けられないよね。
芋掘りしたおかげで爪の中に土が。。
見ただけでゾッとする。。
畑作業が好きな人、お野菜作りを楽しんでくれないかしら。
古民家のお手入れ [古民家を楽しむ]
11月中旬のお話。
古民家にまたまたお友達が大集合してくれました。
みなさん2回目のご来場。
今回は8名!みなさんのご協力に感謝。
まずは、お庭から丸見えだったお風呂の窓に、
目隠しシールを貼ってもらいました。
不器用で適当な私にはできない作業。
さらに荒れ放題の畑、耕運機で耕してもらい、
種まき。
これから冬になるのですが、ホームセンターに行ったらほうれん草とサニーレタスはこれからの季節と書いてあったので購入しました。
ボコボコ生えてくる竹を伐採して、
竹のお皿でお魚屋さんで買ってきたお刺身を盛り付け。
竹のタンブラーも作って、竹を有効活用です。
夜には満天の星空を観察。
みなさんが泊まりにきてくれて、片付けやメンテナンスをしてくれて、古民家も喜んでいると思います!!
そんなこんなで、古民家で料理などをしたのですが、家のサイズの割に狭くて古いキッチンが使いづらく、みんなが来てくれるとお風呂も1つでは足りないので、とうとう重い腰をあげてリノベーションに取り組む事を決意しました。
スペースは広いのに、変な食器棚があって塞がれてるキッチン。
汚い冷蔵庫も捨てたい。
昔のトイレ跡。不思議なスペースも潰してもう1つちゃんとトイレを作ろう。
あと微妙に傾いてるこの増築部分を水平にしたい。
などなど、お手入れしたい箇所とイメージが湧きました。
今年のボーナスもまた、家のリノベーションに充てる決意。こうしてまた、働けど働けど出ていくばかりの財政です。