がんばれ！おかーちゃん ～モンキーブレッド奮闘記～

明るい人ですね、と言われるこの私が、朝からずっと悩んでいた。

昨晩、４回もパンを焼く夢を見てしまったのだ。しかも別々の夢である。

いつか、その気になったら、はとこさんに教えてもらったパンを焼こう！と
思っていたのに、本人がその気になる前に、夢で洗脳されたのである。

パンコネ機能のあるミキサーを買うのじゃ！と
ウォルマートに行こうと思っていた昨日、
天気が悪かったので結局行かずじまい。
諦めきれず、Amazonにて下調べ。

パンをこねるなら、これが最高です、とレビューに書いてあるのが
こちら、kichenAidシリーズ。

なんでも、これについてる付属のフック型アタッチメントが絶妙なコネ具合を
実現しているそうだ。

すてきー☆こんなのがキッチンにあったら、
なんだか料理上手になった気分。
いやいや、しかし値段が高い。
安くなってても$250。

ミキサーが欲しい！とD氏に言ったら、予算は$10までね、と言われており、
とてもじゃないけど、こんな高価なヤツを欲しいとは言い出せず。
こんな時、無収入って肩身が狭すぎる・・・・。

「日本に持って帰るから！買ってくれ！」とお願いしたところで、
良く考えたら日本のパン屋はめちゃくちゃ美味しいので、パンを手作りする必要もない、
という結論に至り。

「だいたい、なんでパンを作るだけでミキサーがいるんだ、
　うちのオカンは　いつも手ゴネだったぞ」と。

さらには、
「機械に頼るなんて、アメリカ人女みたいだ」とまで言われた。

なんだかんだ、オレはアイツのことは嫌いだ！と言いながら、
D氏は結構ばーびーのことを尊敬しているわけで。
オカンと比べられるのはOKだけど、アメリカ人女と一緒にされるのは
私のプライドが許さない！ので。

手ゴネでパンを作ることに決定～～。

というわけで
こねこね。
こねこね。

レシピには10分間休み無く、こねてください、と書いてあり、
キッチンタイマーを10分かけ、その間中、こね続けた。

だいたい、パンなんて作ったこと無いのである。
どうやってコネるか？
こういう素人には、やっぱり機械が必要だったのではないかと
反省したわけである。

パンの発酵には２次発酵まであるらしい。
とりあえず１時間、１次発酵後はいい感じ、
次は生地を取り出して、ちいさく丸めつつシロップをディップ。

型に入れて２次発酵。

オーブンで焼くこと２５分、ガンガン良い匂いが部屋に香り。

できたー。きゃー、見た目大成功。


D氏に家でパンを焼いたら、家中イーストの臭いで気持ち悪くなるぞ、と
脅されてたけど、全然そんなことないじゃん、嘘つき。


早速オヤツに食べちゃった。

そしておこぼれをゲットしたラッキーな人。


ネタ的には、大失敗することを予想していたD氏。
思わぬ成功に逆にびっくりされた。

ほらみろ～、ミキサーなんかいらないじゃん、と
調子のよいことを言われたけど。
Anyway 成功してよかったっ。

アメリカってパンが美味しくないのよね。
合成保存料たっぷり、いつまでもカビが生えない、
硬くならない、そして何より、香りが全然ない。

とりあえず、今回は成功したので、
次は食パンに挑戦したいなあ。

手コネバージョン
モンキーブレッド
　
★パン作りが初めてだったので、パン作りサイトで生地の基本を
  参考にしつつ、ベーキング。
さらに無塩バターが無かったから、普通のバターでやってしまった。　

材料
ぬるま湯　250ｃｃ
砂糖　大３
強力粉　380ｇ
ドライイースト　小１強
塩　小１弱
無塩バター　大２
～以下シロップ～
グラニュー糖　50ｇ
バター　50ｇ
水　小２

大きなボールに塩までの材料を入れる
→パン作りサイトを見たら、この際粉と砂糖を振るったほうが良いと書いてあり
　そのとおりやってみた
　ドライイーストと塩が近くに入ってると、発酵を妨げるらしいので注意とのこと

生地がまとまってきたら、室温でやわらかくしたバターを加えこねる
→引きちぎり、丸め、引きちぎり、丸めとこね、
　テーブルや台に打ち付けるようにすると良いと書いてあったので、そのとおりやってみた
この間、10分間休まずやりましょう、とのこと

生地が滑らかになって、伸ばしてみて空気が入ってるようになったらＯＫ、

大きなボールにラップを引いて、その上に生地を乗せ、ボールにラップをかける
別のボールにお湯をいれ、それと生地を入れたボールをレンジの中にいれて
1時間発酵。

発酵させた生地を出し、台の上でげんこつでつぶしガスを出す
→どうやらこの作業で生地がダメージを受けるらしい
　生地を８等分した後、10分間濡れ布巾をかけて休ませるほうが良いとのこと

小鍋に火をかけ、バターとグラニュー糖、水をいれ、シロップを作る

生地を5センチ程度の大きさに切り、作ったシロップをからめながら、
型に入れる（使用した型は、24センチのエンゼル型）

型に入れたら、その上から濡れ布巾をかけ、2次発酵1時間。

200℃のオーブンで25分焼いて、完成

参考　ひっくり返す前の焼き上がり
中がふわふわ、外は甘くてカリっとしたモンキーブレッドの完成。

お試しあれ

はとこさんよりいただいたレシピの初心者バージョン。
レシピありがとうございました。はとこさん。

コメント 6

すんばらすー！早速焼いたあなたの行動力に脱帽だ！
きれいに出来てるじゃないですか！！シロップがからめてあるから
焼きあがってきた時の甘〜い香りがなんとも言えないでしょ？
うちのキッチンエイド、もっと安いやつだけど問題なく捏ねられるよ♪
これがあればケーキ等の泡立てにも便利！日本で買うと高いから
こっちで買っとくといいよ（悪魔のささやき）
by はとこ (2008-09-16 08:53) 

すんごぉおおおおーーーーーーーーあまりのNONCHIさんの根性に
くちぽっかーーーん、鼻水垂らしながら、よだれもでてきた私です！！
いやはや、感動でついつい書き込みしてしまった。ほなまったねん。


by N流 (2008-09-16 10:57) 

おいしそうだね～♪はじめて焼いたとは思えない出来じゃない！
私も今度時間があるときにでもモンキーブレッド作ってみよう。。
『機械に頼るだなんてアメリカ人女みたいだ』
というD氏の台詞にばかうけ。
by ｎ (2008-09-16 11:02) 

すごーい！パンなんて、上級編を！！
ああー、私は完全にアメリカ人女です。
パン焼き機をいつか絶対、ゲットしたい！と思っています。

すばらしい〜〜って、横でパピーが言ってます。
そしてアメリカ人女と結婚したんだ・・とブツブツ言ってます。


by mie (2008-09-16 11:35) 

すんばらしいぃーーー！手ゴネで作ったのぉーー？？と目玉がPCスクリーンにヒットするぐらい驚いちゃいましたよ。
その昔、私は1年ほどパン教室に通っていた時期があり、2回だけ家で手ゴネパンを焼いた事があるの。それも成功とは言えず、その大変さと叩きつける音のうるささを思い出すだけで気力ゼロに陥る私なのに、いやぁ～、すごいわ、のんちさん。


by kiki (2008-09-17 06:24) 

>はとこさん
考えるより先に行動してしまう動物的な私です。
悪魔のささやき、どうもです。Ｄ氏にささやきましたが、シカトでしたっ。
ケーキの泡立ても、何度と無く失敗してるので、
欲しいけどな～、やっぱり高い・・・。くぅ。

>N流さん
いえ、ただ暇なだけなのです。
そういえば、あのテニスコートのある高校、Hallで正しかったです。
私が見た頭文字のWは、William H と最初についていたからでした。
今日、高校前を通り過ぎて発覚っ。報告まで。
って、この話覚えてます？

>nちゃん
nちゃんはプロ級パン焼屋だもんなっ。すごいなあ。
こんど食パンにチャレンジしたいぞ、コツを教えてくれ。

>mieさん
ああ、ぱぴーさんひどい。
mieさん宅のキッチンは広いから、きっと置けると思います。
我が家は狭いので、置くスペースがなく・・・。あきらめモードです。
やっぱり長く住むなら、私も欲しいですよ。くすん。

>kikiさん
ええ、やっちまいました。手ゴネで。
パン教室も通ってたんですね。ううん多趣味。
叩きつける音は相当すごかったです。
テーブルに乗ってた砂糖入れがガシャガシャ。
二の腕のエクササイズだと思って気合入れました。あはは。
by のんち (2008-09-17 10:51)