私じゃないの

今朝も天気が良かったので、ベビ子を連れてウォーキング。

家から徒歩20分くらいの場所に、Baby Early Programと看板のある
Child Care Centerがあるので、ついでにそこに寄ってみることにした。
どんなプログラムがあって、いくらくらいするのかな~と興味があったので。

冬になったら散歩もできないくらい、寒いだろうし、
家の中でこもりきりになると、ベビ子もストレスが溜まると思ったからね。

敷地内に入ってみたら、車が2台停まってて、今日はいつもよりも空いてるな~と
思いつつ、入り口へ。
一人のおばさんが、私とすれ違いで出てきたので、
子供を預け終わった人かな、などと思いながら通り過ぎた。

入り口のガラス扉の取っ手を引っ張って中へ。

ぴぴぴぴぴぴぴ

と、耳をふさぐほどの大きいアラーム警報が鳴ってるではないか！！
もう一つ奥の扉に、10月13日はお休みです、というメッセージが書いた
ホワイトボードがかかっていた。

やや、今日は休みか、という気持ち以上に、
やばい、泥棒だと思われる、という不安な気持ちが大きくなり、
慌てて扉を閉めて
足早にストローラーを押しながら、去った私である。

『ガッチリと扉の取っ手を握ったから、指紋が付いてるに違いない・・・』と
何の犯罪を犯してもいないのに、バレたらどうしよう、と考えてしまう小心者。
いや、しかしなんで警報が鳴っていたのだろう、と不思議でたまらない。

すれ違ったあの女性が不法侵入しようとしたのであろうか？？
ううむ、人相はおろか、彼女の髪の色も車の色も覚えてない。
茶色いロングスカートを履いていたことくらいしか、覚えてない。

進路を森の中へ移し、家まで逃げ帰る道すがら、
数台のパトカーのサイレンの音を背中で聞いた。

私じゃありません、とちゃんと説明できるであろうか、と不安であるが、
幸い未だに警察は我が家へ事情聴取に来ていない。


と、またしても前置きが長くなってしまったが、
今日はComputer Assistantとして、ボランティアを開始する日でもあった。
週に1回、月曜日に教えに来て欲しいとのことだったので、
初回の今日は、コーディネータさんと一緒にクライアント宅を訪ねた。

我が家から車で10分のその場所は、静かだけど、異様な雰囲気の一軒家。
ピンポンを押すと、背の小さいおばあさんのような女性が現れた。

「どうぞ」と家の中に案内してくれたけど、
薄暗くて、ゴーストが居そうな家であった。

すごい古いパソコンが1台置いてあったその部屋は、
どうやらおばあさんの部屋らしい。
電源すら入れられていない様子に、ちょっと不思議ではあったが。

自己紹介をするまでも無く、
「あなたはロシア語が話せるのかしら？」と聞かれた私。
すみません、日本人なんで、ロシア語は話せないのです、と答えると
そのおばあさん、「ロシア語が話せない人じゃダメだわ」と。

コーディネータさんも突然のことでかなり困惑気味。
「そうはいっても、残念ながら、ロシア語を話すAssistantはいないから、
　彼女に教えてもらうようにトライしたら？」と、おばあさんを説得してた。

私も、英語は母国語じゃないから、お互いわかるようにお話しましょう、と
言ってみたんだけど。

コンピューターの中のソフトがすべてロシア語だし、
自分は英語で質問をすることができないから、今回は結構です、と
家に訪問して3分で断られた。

というわけで、Computer Assitantのボランティアはクビになっちゃった～。

どうやら、私の前任者はアメリカ人の学生だったようで、
彼女の話す言葉がわからなくて、おばあさんは苦労したそうだ。
でも誰かボランティアに来て欲しかったから、依頼を出していたそうだけど、
ロシア語を話す人がいい、という要望は出していなかったための
行き違いがあったみたい。

まあ、もともとはこの仕事に応募してたんだし、
そのおかげでMarketing Assistantの仕事が決まったわけだから、
これも一つの縁だと思って、Assistantの仕事をしっかりやろうと思ったよ。

いやいや、それでもやっぱり、縁ってあるのですな～。


縁があって、わが子になったベビ子（作り笑いかも？）

コメント 2

ロシア語といえばD氏！笑


by めぐ (2008-10-14 17:08) 

>めぐちゃん
この話をD氏にしたら、おれが喋れる、と威張っていた。
ほんとかよ。
by のんち (2008-10-15 10:20)